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アブフラクション、歯がかけた?!

こんにちは。

衛生士の林です(^-^)
アブフラクションって言葉をご存知ですか?
似たような言葉でくさび状欠損と呼ばれるものがあります。
くさび状欠損とは歯肉が反り上がり(下がり)、
露出してる根面がすり減ってる状態です。
原因として歯と歯ぐきの境目を
①硬い歯ブラシでゴシゴシ磨く
②横磨きで強い力でゴシゴシ磨くことにより、
歯と歯茎の境目付近の薄いエナメル質や象牙質を摩耗させてしまっているとされています。
すなわちブラッシングによる摩耗で生じるとゆう考えが最も多く支持されてきました。
近年、くさび状欠損の発症に咬み合わせも関与しているという考えが唱えられるようになりました。
歯ぎしりやくいしばりといったブラキシズムにより歯に過剰な荷重がかかることで、その力に対抗して歯を支えようとする力が働き“引っ張り応力”が発生すると、構造上歯と歯ぐきの境目で薄いエナメル質や象牙質が力に負けて欠けていきます。
このように咬み合わせの力が関与したくさび状欠損のことをアブフラクションと呼んでいます。
このアブフラクション、実は40代以降になるとかなり多くの方にみられます。治療としては咬み合わせの調整やナイトガードの使用、知覚過敏がひどかったり、歯質の欠損量が多いときはガードや補強として詰めものをしたりもします。
くさび状欠損とアブフラクション。
見た目は似ていますが原因が摩耗症か咬合力か、
歯周病も要因のひとつになっているか……それによりその対処も変わってきます(*^^*)
くさび状欠損やアブフラクションは虫歯ではありません。お口のなかをみてみて、もしかして……と思うことがあれば一度、歯科医院でチェックを受けられることをオススメします(^o^)