『健康の入口は口』
健康に良いものを食べようと思っても虫歯や歯周病などで痛みがあるとしっかり食べられないですよね。特に歯周病菌は口のなかだけではなく、全身の健康にも影響を及ぼすことはご周知の方も多いと思います。
●アルツハイマー型認知症
●糖尿病●心血管疾患
●動脈硬化●脳梗塞
●関節リウマチ●誤嚥性肺炎
●肥満●早産、低体重児出産など。
このように全身疾患に関連すると言われています( ;∀;)
今回はそんな歯周病菌について。
《歯周病菌が体内に侵入する経路》
①お口の中から
歯周病が進行しているお口の中は歯周病菌が増殖しています。食事をすることで歯周病菌はお腹の中に…歯周病菌が腸内環境のバランスを崩し、バリア機能の低下など悪影響を及ぼすと考えられています。
②血管から
進行した歯周病のお口の中では歯肉から出血が多く見られるようになります。出血している歯肉の毛細血管から歯周病菌が血管内に侵入すると考えられています。これにより血管そのものや身体の機能に悪影響を与えることがわかってきています。
《歯周病菌と肥満と糖尿病》
歯周病菌が肥満と関係があることはあまり知られてないかもしれません。
マウスを使った実験で、歯周病菌が出す毒素「リポ多糖」をマウスの皮下に4週連続埋め込んだところ、肝臓に脂肪が沈着し肥満へと結びついたことがわかりました。…驚きです(@_@)
逆に肥満であると歯周病を悪化させることもわかっており悪循環となります。
《肥満から糖尿病…メタボへ》
肥満になるとインスリンの分泌が少なくなることで糖尿病に結びついていきます。そしてメタボリックシンドロームの危険因子はこの肥満です。
とゆうことは、歯周病菌が肥満を作る原因にもなり、糖尿病を作る可能性があるとゆうこと。そして高脂血症を生み出すとゆうメタボサイクルに陥ります。
《予防の概念》
一度体調を崩すと、1日で元気に健康に戻ることは不可能ですよね。。歯周病は進行すると歯を支える骨が溶けていき、溶けた骨は戻りません。
日々の歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ、定期的な歯科でのクリーニング歯周病を今から予防することが将来の自分自身の健康につながります(◡ ω ◡)
衛生士 林