歯周病治療
PERIO

痛みがないまま
進行してしまう歯周病
歯周病は細菌の感染によって起こる感染症です。発症すると歯肉に炎症が起こり、腫れや出血が見られます。また、進行すると歯を支えている歯槽骨が溶けて歯を失うこともあります。
歯周病は成人した日本人の8割以上の人がかかっているとも言われています。また、初期には自覚症状が無いので重症化してから気付くことも多いという特徴があります。
こんな症状があれば歯周病のサイン
- 起きた時、口の中がネバつく
- 歯の間に食べ物が詰まりやすくなった
- 歯ぐきにかゆみや痛みがある
- 口臭がきつくなった
- 歯が長くなってきたように見える
- 固いものを噛みにくい
- ブラッシング時に出血する
- 歯がぐらつく気がする
- 歯ぐきが腫れてブヨブヨしている
- 口元のコンプレックスが消えて自信が付く
現在、日本人が歯を失う一番の原因は歯周病です。自覚症状が出た時にはある程度進行している可能性がありますが、早いほど治療もしやすくダメージも少ないですから、気になることがあれば、まずは当院にお越しください。
国民病といわれる「歯周病」
「歯周病」は、痛みをほとんど感じることなく進行します。気づいたときには歯がグラグラになり、最終的に抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。
厚生労働省が令和4年に実施した調査によると、国民の約47.9%に歯周病の兆候が見られると報告されています。実際、日本人が歯を失う原因の第1位が歯周病であり、この病気は日本人にとって深刻な健康課題といえるでしょう。
このページをご覧の方の中にも、現在歯周病でお悩みの方がいらっしゃるかもしれません。しかしご安心ください。
歯周病の原因と治療法はすでに確立されており、適切なケアを行うことで改善が可能です。
歯周病は再発しやすい病気ではありますが、生活習慣の見直しと、原因となる細菌に直接アプローチする治療を組み合わせることで、健康な歯ぐきを取り戻すことができます。
以下では、当院で行っている歯周病治療について詳しくご紹介いたします。
歯周病の検査と治療

歯周病は、歯茎の内部で進行するため、病気の様子は外からは見えません。また、歯周病は細菌による感染症が原因なのですが、原因となる菌にはさまざまな種類があり、細菌の種類によっては効果的な治療法が異なります。
さらに、歯科衛生士の処置の後には、歯科医師が6倍の倍率でチェックを行います。当院では、このように歯石の取り残しを放置しない体制を作り、精度の高い歯周病治療を提供しています。
当院には、日本歯周病学会「認定医」が在籍しており、CTや唾液検査など、科学的な手法で原因を確かめ、その症状や原因に応じた治療を提案しています。
以下、当院が行う検査や治療法について詳しくご紹介します。
「科学的な検査」で原因を特定

歯周ポケット検査
歯周病の進み具合は、歯周ポケットの深さが目安となります。一般的に歯周ポケットの深さが4mmを超えると、歯周病が進行している可能性があります。

CT検査
歯周病は、歯を支える骨を少しずつ溶かしてしまう病気です。骨の状態は肉眼では確認できないため、正確な診断には画像検査が必要です。多くの歯科医院ではレントゲンで確認を行いますが、当院ではより精密な診断のために「CT」を使用しています。
CTはお口の周囲を360度回転しながら撮影することで、レントゲンよりも立体的で鮮明な画像を得ることができます。

口臭検査
歯周病菌が発するガスは、口臭の主な原因のひとつです。「口臭測定器」を使用することで、どの成分のガスが含まれているかを詳しく調べます。その結果をもとに、口臭の原因菌を特定し、適切な治療やケアにつなげます。

咬合検査
現在の噛み合わせの状態を、「咬合器」を使用して検査します。
原因菌に「直接アプローチする」治療法

PMTC
歯周病を改善するためには、毎日の歯みがきが欠かせません。しかし、歯と歯の間や歯周ポケットの奥にたまった歯石や汚れは、家庭のケアだけでは完全に取り除くことができません。
そこで当院では、専門的な口腔クリーニング「PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)」を行っています。歯科衛生士が専用の器具を使い、歯石や歯垢を徹底的に除去し、清潔で健康なお口を保ちます。

エアフロー
お口の中では、細菌が集まってヌメリ状になった「バイオフィルム」が歯の表面にこびりつくことがあります。 このバイオフィルムは目に見えず、歯垢や歯石と同様に歯周病の原因となるため、治療・予防のためには除去が欠かせません。
当院では、「エアフロー」という専用機器を使用してバイオフィルムを除去しています。 微細なパウダーを歯の表面に吹き付けることで、歯や歯ぐきを傷つけずに汚れをやさしく落とすことができます。

重度の歯周病を治療する
「歯周組織再生療法」
歯周病が重度まで進行すると、歯を支える骨が溶けてしまい、歯がグラグラと動くようになります。このような場合、多くの歯科医院では抜歯を選択することがありますが、放置すれば自然に歯が抜けてしまうこともあります。
しかし、失われた骨を再生し、歯を安定させることができれば、抜歯を避けられる可能性があります。当院では、骨の再生を促す「歯周組織再生療法」を行い、歯をできるだけ残す治療に取り組んでいます。
以下で、治療の詳細をご紹介いたします。

エムドゲイン/リグロス
「エムドゲイン」と「リグロス(保険適用)」は、いずれも骨の再生を促す特殊なたんぱく質を含む薬剤です。 治療では、歯ぐきを切開し、骨が失われた部分にこれらの薬剤を直接塗布します。
数ヶ月ほどで骨の再生され、グラついていた歯が安定してきます。(個人差はあります)
以下の動画では、エムドゲインがどのように骨を再生させるかをご覧いただけます。
奥深くの歯石を取り除く「歯周外科治療」
歯周病が進行すると、歯周ポケットが深くなり、その奥に歯石がたまってしまいます。
重度の歯周病では、通常の器具では歯石を完全に除去できず、放置すると症状が悪化して抜歯が必要になることもあります。そのような場合に行うのが、歯ぐきを外科的に切開して奥深くの歯石を取り除く「歯周外科治療」です。
根本的な原因を取り除くことで、歯ぐきの治癒と再付着を促します。

失われた歯肉を回復させる「歯肉移植術」
歯周病が悪化すると、歯肉が萎縮し、歯が長くなったように見えることがあります。この見た目の問題だけでなく、本来は歯肉の内側にある部分が外側に露出することで、知覚過敏などのトラブルが引き起こされることがあります。
当院では、「歯肉移植術」という治療法で、失われた歯肉を取り戻す治療を行います。歯肉移植術では、上顎など口腔内の他の部分の歯肉を患部に移植します。
各患者さんに「担当の歯科衛生士」がつきます
当院では、「患者さま専属の歯科衛生士」が担当につきます。歯周病の治療には、生活習慣の改善も欠かせません。歯科衛生士が、お口のケアや歯みがき指導などを通して、患者さま一人ひとりに合ったアドバイスを行います。
セカンドオピニオンにも対応
歯周病は、一度発症すると再発しやすく、多くの患者さまが悩まれている病気です。
歯周病は細菌による「感染症」であると同時に、「生活習慣病」の一つともいわれています
そのため、治療には患者さまご自身の協力が欠かせません。
毎日の歯みがきや定期的なメンテナンスを続けていただくことで、歯周病の改善と再発予防が可能になります。
また、当院ではセカンドオピニオンにも対応しています。
長年治療を続けても改善が見られない方、歯を失ってしまったが残っている歯を守りたい方も、どうぞお気軽にご相談ください。