『108』(入れ歯)の日・入れ歯ケアグッズのすすめ
こんにちは。大阪市北区の歯医者、NAOデンタルクリニックの衛生士の玉井です(^-^)
なんだか急に秋めいてきましたが、カレンダーをみるともう10月も終わり…朝晩寒くなって当然ですよね。
歯科に関する語呂合わせの日がたくさんあるのですが…10月も終わりではありますが、10月8日は『入れ歯(イレバ)ケアの日』。
とゆうことで、今日は入れ歯ケアグッズのあれこれをご紹介します(^_^)v
入れ歯のケアの必要性
入れ歯には部分入れ歯・総入れ歯・ノンクラスプデンチャー・金属床歯などなど、種類がありますが、正しくお手入れできてますか?
『入れ歯は毎食後、流水下で食べかすとってるよ』という方や
『入れ歯洗浄剤はたまにしかつかわないなぁ』という方や
『1日1回洗浄剤につけてるから大丈夫です』
という方もいらっしゃいますが
入れ歯にも細菌が付着しデンチャープラークを形成します。
このデンチャープラーク、天然歯に付着するプラークと全く同じ。というわけではありません💦

カンジダ・アルビカンスという真菌(カビの一種)や黄色ブドウ球菌などが多く含まれるのが特徴で、これらは誤嚥性肺炎や義歯性口内炎・口臭の原因となるため 天然歯同様、毎日の入れ歯ケアがとても大切なのです。
汚れって食べかすのように目に見えてるものだけではないんですねぇ〰️(^o^;)
入れ歯のケアグッズ、どんなものを使う?
では入れ歯のケアグッズをご紹介していきますね☆
入れ歯洗浄剤
・入れ歯洗浄剤には錠剤のものと泡タイプのものがあります。
・部分入れ歯用や総入れ歯/部分入れ歯兼用のものがありますので、ご使用の入れ歯に合ったものを選びましょう。
・1日1回は洗浄剤を使用し入れ歯を清潔に保ちましょう。

義歯用ブラシ
・歯ブラシで入れ歯を磨く方も多くいらっしゃいますが…
義歯用ブラシは入れ歯に付着した頑固な汚れやヌルヌルのバイオフィルムを効果的に落とすことができますので、入れ歯には義歯用ブラシのご使用をオススメします(^_^)
・歯ブラシと同様に義歯用ブラシも毛先が痛んだり、雑菌が繁殖する為 月に1回新しいブラシに交換する事をオススメします。
・部分入れ歯用の先がコンパクトになっているものや総入れ歯用に大きめブラシのものもあります。

基本的なケアの流れ
1 食べかすやプラークをデンチャーブラシを使用し流水下で洗う
2 使用メーカーの規定量の水またはぬるま湯に洗浄剤を入れる
(泡フォームは入れ歯に直接つける)
3 使用メーカーの規定時間 入れ歯をつけ置く
4 入れ歯を取り出しデンチャーブラシを使用し流水下で洗う
5 使用後の洗浄液を捨てる(再利用禁止)
★止めてほしい事(*>д<)★
・歯磨き粉を使用する
ー入れ歯に細かい傷ができ汚れや細菌が付着しやすくなります
・熱湯で洗うー入れ歯破損の原因になります
・漂白剤を使うー金属部分が腐食する恐れがあります
・乾燥させるー入れ歯のひび割れの原因となります
いかがでしたか?
正しくお手入れですてましたか(^-^)/
お食事をとられる時に
食材の鮮度や産地が気になりますよね?
その食材を噛み砕いて身体の中に取り入れる道具である入れ歯のケアも気にしてみませんか(^_^)