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進化系ラミネート『オーバーシェル』

ラミネートベニアということばをお聞きになったことがあるでしょうか?
ラミネートベニアとは、歯の表面を少しだけ削って(削らないものもあります)、天然歯に近いセラミックの薄いシェルを貼り付け、見た目の改善を治療する方法です。
わかりやすいイメージとしては「つけ爪」のような感じですね。(⁠.⁠ ⁠❛⁠ ⁠ᴗ⁠ ⁠❛⁠.⁠)

1920年代のアメリカのハリウッドで生まれたこのラミネートベニア。当時は俳優さんの撮影時のみ取り付けていたとか…
そんな時代から厚みや材質や接着精度など色々な角度からの改良を経て、『進化系ラミネートベニア』として審美歯科分野で今また再注目され、お隣の美容大国韓国でもブレイクしています♪

Dental, Smile design, White teeth

ナオデンタルクリニックの進化系ラミネートベニア『オーバーシェル』
進化系?今までのラミネートベニアと何が違うの…?

ハイ╰⁠(⁠ ⁠・⁠ ⁠ᗜ⁠ ⁠・⁠ ⁠)⁠➝『歯を削る量』です!

なぁ〜んだ、と思いました?(笑)
でもこれがすごいことなんですよ。
正直、私個人のラミネートベニアの評価って「△」でした(^_^;)
理由は『…まぁまぁ削るなぁ…』っと。想像より歯を削る印象でした。

ラミネートベニアに一般的に使われていたセラミックはポーセレンと呼ばれるセラミックで、ある程度厚みを持たさないと割れるリスクもあり、また取り付ける歯の方もある程度削らないと歯が盛り上がったようになってしまう…とゆうことは理解できたのですが、審美目的とはいえ虫歯でない歯をそこそこ削ることに私個人的には抵抗を隠せない治療でした。(⁠。⁠ŏ⁠﹏⁠ŏ⁠)
それでもすきっ歯や、テトラサイクリン系歯牙着色などの歯で悩む患者さんの見た目の改善に選択されてきたラミネート治療。

それが進化した!!!(⁠~⁠‾⁠▿⁠‾⁠)⁠~

歯を削る量は従来の0.8ミリほどから0.3ミリほどに。
そしてシェルそのものの薄さも従来の0.5〜0.8ミリから0.1〜0.5ミリに。こんなに薄く仕上げられるようになった理由には

①接着技術の進歩
②セラミックの進化にあります。

特にセラミックの進化としては今までラミネートベニアで使われてきたポーセレンと呼ばれるセラミックよりも丈夫で歯とほぼ同じ強度と美しさと耐久力を持ち合わせた、アルミナやe-max、ジルコニアといった複数のセラミックシェルが使われるようになってきているため薄く仕上げても割れたり、欠けたりするリスクが少なくなったのです。
それにより極限まで薄く仕上げられるようになったので、装着したときの違和感もほぼなくなってきています。

オーバーシェルは劣化を起こしににくいセラミックによるとても魅力的な審美治療ですが、
もちろんデメリットがないわけではないので十分に理解した上で検討していただきたいと思います。

〜オーバーシェルに向かない症例〜

•歯ぎしりや噛む力が強い人
•固いものをよく食べる人
•切端咬合(上の歯と下の歯の先端同士で咬むこと)の人
•虫歯や歯周病がある人
•治療したい箇所にすでに差し歯が入っている人
•重度のテトラサイクリン歯の人

ナオデンタルクリニックでは歯の悩み、どんな治療方法がありどんな選択肢があるのか、デメリットもメリットも含めて丁寧にご説明させていただくことを大事にしております。
お悩みなどありましたら是非クリニックにお越しください(⁠•⁠‿⁠•⁠)

歯科衛生士 林