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【歯が動く不思議】

こんにちは(^-^)/衛生士の玉井です。
急に寒くなりましたね。2024年もあと1ヶ月。
来年のお正月は奇跡の9連休だそうですが…
ナオデンタルクリニックは1月4日から開院しています。
お困りの時はお電話下さいね(^-^)

今回は『歯が動く』についてです。
皆さん『歯が動く』のはご存知ですよね?

そのもっとも代表的なものが歯列矯正です。
ですが、普段から『歯が動く』ことがあるのを知っている方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?

天然の歯は、歯と骨との間に歯根膜と呼ばれる靭帯のような組織で結合しています。
その厚さは0.2~0.3㍉
噛んだ時の力を和らげるクッションのような働きをしています。
その為、健康な歯も0.2~0.3㍉動いています。これを『生理的動揺』といいます。

ちなみに、歯科インプラントは骨と直接結合している為、動きません(^_^;)

この他、お口の状態に悪影響を及ぼすような動きをする事があります(*>д<)

例えば
・歯周病で歯を支える骨が吸収し、歯がグラグラ動く

・歯ぎしりやくいしばりの影響で骨が吸収し、歯がグラグラ
(歯ぎしりは体重の2~5倍の力が歯と骨に加わっていると言われています。これ程の力が毎日数時間、歯に加わっていれば歯や骨に影響を及ぼすのは明らかですね)

・親知らずが手前の歯を押して、歯が動く
(日本人は顎の奥行きが小さく、親知らずが横向きに生えたり、傾斜して生えてきたりするケースの方がいらっしゃいます。このような場合、奥歯が前方に押され歯並びが乱れます)

・治療が必要な歯を放置して歯が動く
(むし歯や歯周病などで歯が抜けたままの状態を放置していると、空いたスペースを埋めようと歯が動きます)

・舌の力で歯が動く
(飲み込む時に舌を前歯で挟んで飲み込むクセがある方など舌の悪習癖が原因で歯並びが乱れます)
ちなみに舌の力は500gもあるんですよ(゜ロ゜)
歯列矯正で加わる力より大きいのです(-“”-;)

今回ご紹介したのは『歯が動く』例えのほんの一部。
お口の状態は日々変化しています。
私たちは皆さんと一緒に、その変化に早く気づき、適切なケアをしていくお手伝いができたらいいなぁと思っています。