『8020』〜後編〜
こんにちは(^^)
今回は後編ということで前回の続き
『永久歯が生える前』からがキーワードですよ(^-^)
実は驚きの結果があります。
正常咬合つまり正しい噛み合わせの方の『8020』達成率は約84%
上顎前突つまり出っ歯の方の達成率は約15%
開咬つまり前歯が咬みあっていない方と反対咬合つまり受け口の方
この方たちの達成率は0%
ゼロ(゜ロ゜)
これは衝撃じゃありませんか?
皆さんのお口どうなってます?
将来80歳の頃には
少なくても9本の歯が失われている可能性が高いということです(*>д<)
この事は歯並び・噛み合わせが歯を長く保つ事に密接に関係している事を物語っています。
歯並びが悪いと・・・
プラークコントロールが不良になりやすく虫歯や歯周病で歯を失うリスクが高くなります。
噛み合わせが悪いと・・・
奥歯に過剰な力がかかりすぎてしまい、早期に歯を失うリスクが高くなります。
これからは虫歯や歯周病の対策だけでなく
歯並びや噛み合わせの対策も重要になってくるのではないでしょうか(^_^)
その対策である矯正治療を見栄えを治すものだと理解されてる方が多くいらっしゃいますが少し違います。
歯並び・噛み合わせが良くない状態を改善した結果、見栄えも良くなるのです\(^^)/
もちろん正常咬合の方でも約15%の方が『8020』を達成できていないので矯正治療ですべて解決するわけでもないようです(*>д<)
そして2024年平均寿命は男性が81.0歳女性が87.1歳と『8020』が始まった1989年から6年も長くなっており
『80』はゴールではなくなっていますし『20』本以上の歯が残っていても、その歯が歯周病に罹患している場合は全身に悪影響を及ぼす事がわかっています。
【歯周病との因果関係がある疾患】
・心血管疾患
・糖尿病
・アルツハイマー型認知症
・誤嚥性肺炎 などなど
健康な歯を1本でも多く残す事が大切です🦷
『8020』運動はお年をめした方が意識する活動ではなく永久歯が生えそろうお子さんから若者世代どの年代の方にも将来の歯について意識して頂きたい活動だなぁ〜と思っています(^-^)
人生100年時代
私たちと一緒にお口の健康を考えてみませんか?
歯科衛生士 玉井