古代にも歯周病?!
こんにちは!衛生士の尾崎です☺︎
あっとゆうまに1月に突入しましたね⛄️
急激に寒くなったり、暖かくなったり…気温の変化に身体が追いつかなくて体調を崩しやすい季節となりました❄️
そんな時はぬるめのお風呂にゆっくり浸かり、自律神経のバランスを整えると疲労物質を取り除く効果があるみたいですよ😌✨
さてさて!みなさんのおうちに年とったネコやイヌがいましたら、一度口の中を見てみましょう。
飼い主と同じものを食べたり甘いものが好きなペットは、歯の周りから血が出たり歯がグラグラになって、歯周病(歯槽膿漏)にかかっている可能性があります🐶😺
動物でも火を通した繊維性の少ない柔らかい食べ物を食べる習慣になると、歯周病にかかりやすくなってきます。

人類と歯周病の付き合いはすごーく古く、旧石器時代の早期ネアンデルタール人の顎の骨にも見つかっています(°_°)
また最近では、猿人(オーストラロピテクス・アフリカーヌス人)の骨にも歯周病が見つかったそうです。
猿と猿人の違いは、直立歩行と火の使用ともいわれており、火を使うようになってから、人類は歯周病に悩まされ続けているといえるでしょう😰

古代エジプト時代になると、歯周病はかなり一般的な病気となりました。
例えば…古代エジプトのメレンプター王(紀元前十三世紀)のミイラのX線写真をみると、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けてしまい歯が抜けている状態や、歯がグラグラになっている状態が見られ、この王様は歯周病で歯を失ったと考えられますね🦷💀
王様も歯周病で色々悩んだんですかね…😂(笑)
色々な古代人の歯周病の状態を比較すると、身分の高い人ほど病状がひどいことが分かり、食べ物に恵まれていた人ほど歯周病にかかっていたと考えられます。
つまり歯周病は食習慣に影響されていたのです😳

一方、虫歯は特に砂糖の消費量と密接な関係にあります。
虫歯の原因となる砂糖の入った食べ物の乏しかった旧石器時代はもちろん、古代エジプト時代でもむし歯は稀であったといわれています。日本でも虫歯が問題になってきたのは江戸時代以降だそうです🇯🇵
年末年始のお休みもあり、院内の予約も混み合ってくる予想です!
検診や、お口の事で気になることがありましたら早め早めにご連絡お願いいたします✨
それでは暖かくして、お口も健康で、新しい年を迎えましょう🎍